乗船あれこれ


・切符を買う。
・改札口で乗船の際に旅客名簿の提出を求められるので、あらかじめ所定の用紙に書いておく。もっぱら観光統計として用いられるのだが、船が沈んだり、シージャックされたときにその名簿が使われることになるので要注意。適当な名前を書いてウケを狙うと、いざというときに恥ずかしい目にあうことになる。
・乗り物酔いの薬は酔ってからでは効かない。30分前に服用しておくこと。
・酒、ビール、菓子、つまみ等は船内でも調達できるが『佐渡汽船価格』で割高。前もって準備しておくか、せめて乗り場で買っておく。
・切符も買った、旅客名簿も書いた、売店も冷やかした・・・、それでもまだ出港に 時間があるというときには、新潟港佐渡汽船ターミナルビルの入り口脇には「新潟県港湾資料室」というミニコーナーがある(無料)。また同じく8階には展 望レストラン「シエルブルー」があり、眺めはよい。最悪の場合は待合室があり、地元の民放テレビが流しっぱなしになっている(以上は新潟港のみ)。
・出港の30分前より、改札、乗船を始める。

・2等船室に乗る人は、1枚100円の毛布は必ず借りる。寝る気はなくても色々に使える。ただし混雑時の貸し出しはしない。
・乗船後ただちに荷物や毛布などで居場所を確保。船内でも中央部の方が比較的 揺れが少なく船酔いしにくい。特別2等以上の船室は、座席指定というか「寝場所指定」。場所取りの苦労も醍醐味もない。
・救命胴着やボートは人数分ある(・・・と思う)ので心配しない。だが救命胴着の 着用の仕方やボートがどこにあるのかを確認しておけば船旅気分が結構盛り上 がる。
・船室内は全面禁煙。喫煙はエントランスホールや甲板の喫煙コーナーで。
・ところで旅と言えば酒宴が付きもの。酒好きの島民性もあいまって、船室内で 車座になっての酒盛りは日常風景。ところが最新鋭「おけさ丸」には、佐渡汽 船の大英断により、とうとう『禁酒室』が設けられました。酒宴の騒がしさが苦手の方はそちらへどうぞ。・・・でも佐渡弁飛び交う酒盛りを隣で聞いてるのも、思わぬ情報を得ることができたり、うまく行けばタダ酒飲めたりとなかなか捨て難いものがあるのですが。
・船内には次の施設がある。
軽食喫茶、売店(雑誌、土産物、弁当、つまみ等)、電話、ゲーム機、自動販売機(タバコ、酒、ジュース、カップめん)、トイレ
※ただし、軽食喫茶、売店は早朝や夜間の便では営業しない。

・両津港ターミナル改札口脇の売店は大きくはないが、他ではあまり売ってない 佐渡の隠れた名産があったりする。おすすめ。
・専門家によれば、日本海でもこの海域は鯨やイルカが多い所らしい。ごくまれにイルカの群れと出会うことがある。