湯布院温泉 

 

日時:平成16年11月 6日(土)〜11月 7日(日)
集合:午前 7時
場所:上田宅前
出発:午前 7時05分羽田空港行き(京成曳舟発 7時22分〜羽田空港着 8時12分)
宿泊:ゆふいん 七色の風ホテル(大分県大分郡湯布院町川上1946−25)
 【JR由布院駅より10分、TEL 0977(84)3333、和室2部屋】

日  次 日       時 行                            程 朝   食 昼      食 夕食
第1日目 11月6日火曜日  上田宅前 集合(7:00)〜出発(7:05)〜徒歩〜
京成電鉄曳舟駅発(7:22)〜羽田空港駅〜朝食、
空港レストラン(30分)羽田空港発(9:35)
JAL1785便〜大分空港着(11:15)、
亀の井バス(空港発11:30)〜由布院駅前着
(12:25)〜バス(5分)、
昼食(和食・由布御所60分間)〜由布院駅発
(トロッコ列車、14:21〜14:42折り返し、
片道8分間)〜辻馬車・町内見物(15:00発、
50分間)〜ホテルバス迎え(16:10分、
16:20分ホテル着)。
 *18:00 夕食(ホール)
 *19:00 カラオケルームにて宴会(120分)
羽田空港 湯布院町川上
由布御所
ホテル七色の風
第2日目 11月7日水曜日 ホテル 七色の風発(8:30)〜耶馬渓観光コース
(ジャンボタクシー9人乗り:所要時間;6時間)〜
(九州自動車道〜湯布院ICより玖珠ICまで)〜
深耶馬渓:一目八景:裏耶馬渓:猿飛千壺峡:
渓石園:耶馬渓ダム湖:本耶馬溪:
擲筆峰(てきひっぽう):耶馬渓町
(昼食、柿坂「擲筆峰」):柾木滝:落合滝:
羅漢寺:競秀峰:青の洞門:耶馬渓橋:
中津城:福沢諭吉旧邸:立羽田の景:
仙の塔の景:湯の花小屋JR別府駅着
(16:15)〜バス(駅前発:16:25)〜
大分空港着(17:13)、夕食(40分)〜
大分空港発((18:25)JAL1794便〜
羽田空港着(19:50)〜京浜急行羽田空港発
(20:10)〜京成電鉄曳舟着(21:01)
ホテル

七色の風
耶馬溪町

柿坂

擲筆峰
大分空港


 江戸時代から使われていたという共同浴場が今も生きる由布院温泉。湯布院の中でも湧出量・孔数とも断然に多く、740を超える源泉孔からは毎分40klの温泉が湧出している。
 
 昔も今も湖底からお湯が湧出している金鱗湖。その畔に佇む下ん湯は、藁葺き屋根が目印の共同浴場です。由布院温泉には14ヶ所の共同浴場があり、地元の人たちのコミュニケーションの場として古くから愛されてきました。

 また、素朴で趣のある由布院の温泉宿は文人墨客に好まれ、この地を訪れている。現在も豊富な湯量と素晴らしい環境に恵まれ、1年中、観光客で賑わいをみせている。


「柚富郷(ゆふごう)、郡(こおり)の西に在り。この郷の中に栲(たく)の樹(き)、多(さわ)に生(お)いたり。常に栲の皮を取りて以ちて木綿(ゆふ)に作れり。困(よ)りて柚富郷と曰(い)ふ」
 ゆふの名が文献に現れたのは、これが最初です。当時この里に栲の樹が多く野生していて、その皮を取って木綿を作ったので、それが郷名となったのです。
 平安時代には稲などの租税を収蔵する倉院が柚富郷に設置され、以来、ゆふの倉院、ゆふの院、ゆふ院と呼ばれるようになりました。また、この頃の和名抄(わみょうしょう)には由布郷とあることから、現在使われている由布院もこの辺りが起源のようです。江戸時代には「油布院」という記述が多く使われていますが、「ゆふいん」という呼び名は変わる事なく今日まで続いてきました。昭和30年2月に湯平村と由布院町が合併。




金鱗湖
 
 宇奈岐日女が権現に湖の堤を蹴破らせたとき、湖の底に一匹の竜が住んでいた。急に湖の水が減っ
たので神通力を失い、身をもだえながら由布山麓岳本の池まで来て、そこの天祖神に訴えた。
 
 「湖のすべては望みません。唯、この地に方十数町の安住の地を与えてください。さすれば永くこの
地を護りましょう。」
 
 竜の願いは聞き入れられ、岳本の池が残された。後、竜は再び神通力を得、岳本の池の竜が鼻の
大石から雲を巻いて昇天した。

 岳本池は大きな池だったが、慶長の大地震で埋まり、小さくなった。

 明治17年、鶴崎の儒者毛利空桑がこの地に遊び、魚の鱗が夕日に輝くのを見て「金鱗湖」と名付け
たのが現在の名称の起こりである。

 西半分に温泉が湧き、東半分に清水が湧くという不思議な湖で、それに付近の温泉や天祖神の神水
まで流れ込むので、温冷半々の美しい池となっている。

温泉地名 孔 数 湧出量(リットル/分) 泉 質
由布院温泉 814 41,312 単純温泉






由布岳

 由布岳(1584m)と祖母岳(1757m)は、共に雄渾なる男性の山。鶴見岳(1375m)は優美なる女性の山である。まだこの三岳がくっつき合って一緒にあった頃の話である。

 由布岳と祖母岳が同時に鶴見岳に恋してしまった。互いに譲らぬ鞘当てに、地震山崩れが続き、土地は荒れた。鶴見岳はついに由布岳を容れてこれと夫婦の契りをなし、熱いお湯を噴出させた。

 恋に破れた祖母岳は、屈辱の姿を由布岳や鶴見岳に見られるのが辛さに、あのようにこんもりと繁った木を生して己が姿を隠してしまい、遠く県境にまで退いた。その時こぼしていった涙が溜まってできたのが、今の志高湖だという。

 また、その頃由布岳に背比べを申し込んできた山があった。日向の高山という山で、日頃からその高峰を自慢していたところ、「豊後に行けば由布岳という山があってとても高い。お前でも勝てないだろう。」と言われたので、はるばる日向からやってきたのである。

 さて目にもの見せんと背比べ。並んでみれば自分の方が遙かに低い。そこでこの山は腰を抜かして動けなくなった。腰を抜かしたから腰抜山、また日向から来たから日向岳ともいう


 さて、この由布岳の西南に頸峰という小さな丘がある。この下の集落の田圃に鹿が出没してしきりに稲を喰う。たまりかねた地主が柵を作り、防いだところ、あつかましくも鹿はその柵の間から頸を突き込んで稲穂を喰らうのである。

 ある日ついに鹿を捕らえ、その頸を切ろうとしたところ、鹿涙していわく「以後再び稲穂を喰らうことはいたしません。また、この大恩が必ずあなたの子々孫に返ってくるようにいたします。」

 そこで、田主もこれを赦し、野に話してやった。以後この田は美田となり、大きな収穫をあげた。田の名前を頸田といい、山を頸ノ岳と呼ぶようになった。

 標高1,584m、トロイデ型の秀峰で、豊後富士ともいわれる。山頂は東西2峰からなり、眺望は雄大で夏には高山植物が咲き、冬には霧氷が美しく光る。山麓には由布院温泉があり、やまなみハイウェイが別府、阿蘇方面へのびている。登山には登山届けが必要であり、頂上まで所要130分。


コナラ原生林(県指定天然記念物 昭和36年3月14日指定)

 
岳本地区にある金鱗湖から由布岳の方を眺めると、その右下に広大な原生林の姿が目に
入る。通称コナラ原生林と呼ばれているこの原生林は、主としてコナラが生い茂り、県天然記念物に指定されている。中部九州山岳地帯標高500mから800m程度での代表的な森林であり、しかも集落のすぐ近くにありながら約400年以上も伐採されていないのは、非常に珍しい存在だと言われる。

 コナラ原生林は、その名のとおりコナラを中心にした森林だが、中には落葉樹のカエデやヤマボウシ、常緑樹のツバキやユズリハなどの大木も見られ、秋になると赤や黄色に木の葉が色づき、由布岳の裾野をみごとな紅葉で彩ってくれる。

 この森に足を踏み入れると、太陽の光も地面にほとんど届かず、昼間でも薄暗い。コナラの中には幹の廻りが3m以上で、高さが20mにも達する大きなものが多く、地面にはわずかの苔類が生えているだけである。森林の中に入り、うっかりして出口が見つからなくなることもある。自然は時に人を寄せ付けない厳しさを見せるのである。







 馬のひづめの音が心地よく響く、由布院の観光
辻馬車。JR由布院駅を出発し、約40〜50分か
けてゆっくりと由布院の町を散策し、由布院駅へ
戻るコースだ。
観光辻馬車

定員   :10名
運行時間:【3月〜
11月】
       9:00〜16:00(30分おきに1日15便)
      :【12月〜
1月上旬】
       9:30〜15:00(30分おきに1日12便)
運行期間:3月上旬〜1月第1日曜まで
料金   :1,200円
       (4歳以上は一律
1,200円となります。
       4歳未満のお子様でもお席を
1つ確保する場合は、
       
1,200円がかかります)
所要時間:約50分
運休   :1月4日〜2月と雨天、馬の体調不良の時は
       運休します。
コース  :由布院駅発〜佛山寺〜宇奈岐日女神社〜
       由布院駅着(1周コース)
問合せ先
:由布院温泉観光案内所 電話0977−84−2446
       ご予約は当日予約のみ。朝9:00から受け付け
       ています。
   







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