湯田中渋温泉郷の玄関口にあたり、交通のターミナルとなっている。
長野電鉄の終点でここから志賀高原、白根火山、草津へとバスが通じている。
開湯は1300年前といわれ、行基による発見とされる。
古くは草津街道の宿場であり、また湯治場であった。
松代藩の真田氏はここでしばし湯治を行った。
小林一茶も度々訪れて、「温泉の記」の中で田中河原として記していて
“雪散るや わきて捨てある 湯のけむり”
泉質:塩化物泉、硫黄泉など
効能:リウマチ、関節痛、骨折、胃腸病、糖尿病、神経痛、
皮膚病、火傷、呼吸器系疾患、婦人病、冷え性、美肌作用など
志賀高原から流れ下る横湯川、角間川それに夜間瀬川に上がる湯煙り。
ここが湯田中、渋温泉郷だ。
湯田中渋温泉には、
湯田中、新湯田中、星川、穂波、角間、安代、渋、上林、地獄谷の九湯がある。
ついこの間までは、志賀高原へのメインロードとして賑わっていたが、
オリンピックに備えての立派なバイパス道路が完成。
湯田中温泉郷を素通りということになった。
昔ながらの古い宿や狭い道に共同浴場のある
情緒豊かな温泉街は、心なしか寂しさを感じる。
だが、本当の温泉ファンにとっては、
静かな宿でのんびりというのがかえって魅力的ということになるのかも知れない。
平成18年11月4日(土)〜5日(日)の旅行は湯田中温泉一泊二日の紅葉シーズンギリギリ、そして志賀草津道路には天気が悪ければ初雪の降リ出す長野県群馬県周遊温泉旅行。両日ともに快晴の上天気に恵まれ最高の息抜きになった。
集合場所は中央通りから斜めに入った所でバスは既に停まっていた。集合時間前だったので友人と2人でノンビリ歩いて行くと、最後だったから到着すると直ぐ午前8時に出発した。木根川橋から四つ木インター(2.1q)に入ると心配していた渋滞もなく、一気に中央環状・高速川口線(四つ木から20q)に入っていった。添乗員・幹事・会長と挨拶が終わると、サロンカーの後部座席には飲物つまみが用意され、後の座席に集まって乾杯とボリュームは上がる一方で、車酔するという2人がビールを飲みながら前の座席に逃れて行った。
発足して67年になる会ではあるがこのようにして地元からバスに乗ってゆくのは初めての試みだった。幹事さんも大盤振る舞いで色々用意してきていて飲物のオンパレードで好きなもをいうがままに取り出していた。会長からはブランデーが寄付されたが、宴会が終わって二次会も終わり部屋で飲むということでお披露目されるとさっさとしまわれたが、そんなことにはお構いなく飲んで騒いでいる内に道路は予想していたよりも空いていて、外環状線(川口中央から16.8q)の和光の大泉ジャンクションから関越道に入っていた。途中何箇所か説明が添乗員がガイドを兼ねて話していたが余り耳には入ってこなかった。新座の料金所も渋滞なく券を受け取って走り出したが、所沢IC先で急遽、この先の渋滞予想ボードを信用して三芳インター(練馬から13.9q)でトイレ休憩をして、再び車中の人となったが、川越IC、鶴ヶ島ジャンクション、鶴ヶ島IC,高坂サービスエリア、東松山IC、嵐山小川IC、嵐山PA、花園IC、寄居PA、上里PAを順調に飛ばして、藤岡ジャンクション(78.6q)で関越道と分かれたが、藤岡IC、藤岡PA、吉井IC、甘楽PA、富岡IC、下仁田IC、松井田妙義IC、そして2回目のトイレ休憩場所の横川SA(120.7q)で20分のブラブラしながら、高速道路の排煙機の展示品を見たりし、長いトンネルには天井にぶら下がったのをよく見るが、その実物が駐車場の脇に置かれて説明板もあった。
添乗員から、この間に富岡の製糸工場世界遺産申請や下仁田のこんにゃく・ねぎの産地として日本国中にも知れ渡っている話し、高速が出来た当時の“高崎”・“おぎのや”両弁当屋の「だるま弁当」「横川の釜飯」の両者の“横川サービスエリヤ”の獲得で先陣した高崎屋の遅れを取ったおぎのやの経緯を面白く聞き、ここでも有名政治家が動いたらしい、否、動いたという話を聞きながら来た。
サービスエリアを出ると紅葉した山々を眺めながら一風変わった山並みもあったが、山の名前は右から左に聞き流していたのでわからない。天下の碓氷峠も高速道路にかかっては叶わない。車も静かなエンジン音が僅かに聞こえる程度でスピードも落ちずにばく進した。碓氷軽井沢IC,佐久平PA、佐久IC、小諸IC、東部湯の丸IC(上り口)を過ぎる頃にも、時々思い出したように説明が入り、小諸城のあった城址後の懐古園の近況など聞きながら、東部湯の丸SAの近辺に来ると菅平のスキー場や湯の丸高原のレンゲつつじの咲き乱れている光景が目に浮かぶようにユニークな話し振りには感心してしまった。ここでいうのも何なんだが男のガイドも新鮮でツイツイ聞き惚れてしまった。
そして、お隣の上田市に入ると真田幸村の話と続き、東部湯の丸IC(下り口),上田菅平IC,坂城IC、千曲川さかきPAこの辺りまで来ると両側は田畑が続き特産品が植えられて農業の活性化に一役買っている。更埴ジャンクションに来ると、左に行くと長野道だが、我々の乗ったバスはそのまま上信越道を松代PA、長野IC(164.4q)まで行き今日の昼食場所になっている“そば蔵”へ、予定より30分早く、11時30分に到着し、栗ご飯とそばが2セルもあってビールを飲んだ腹には入りきらないほどの量だったが、何とか押し込んで、バスに乗り込むと松代にある佐久間象山地下壕へ向った。入口手前の“宮坂酒造”の駐車場に入れ、中から女性店員が出てきて徒歩で地下道まで案内してくれたが道々縷々説明が有り和やかに和んでいった。途中で屋敷に入って川沿いに歩き、川向こうの高台には稲荷神社があって人だかりが見えたが、そぞろ歩きをしていると人がとんできたので何事かと思うと、映画の撮影現場だった。撮影を中止していますから急いで現場を離れて頂けませんかというので、少しピッチを上げたがエキストラに成ってもいいと冗談をいうとエキストラの要らないシーンなので、お急ぎ下さいといわれ、先方の橋を渡って反対側の川岸に行って様子を見ていたら、なるほど農家のおばさんがリヤカーを引くシーンで何度か行ったり来たりを繰り返していたが、ブラブラ歩いていると黄檗宗の神社があった。我々の住む墨田区にも隅田公園にある弘福寺が同じ宗派であることをホッと思い出していた。この宗派は日本中でも余りないと記憶していたので門から中に入りまじまじと見てきた。お蔭でみんなの姿を見失ったが、それとなく聞こえる声を頼りに道を曲がるとそこの行き当たりが記念館と地下壕の入口だった。入口にはこの地下壕を掘った時に犠牲になった朝鮮人の慰霊碑や説明文が日本語、ハングル語、英語で書かれていた。中に入ると蛍光灯だったが直ぐに裸電球に変わり、弁舌豊に説明すおばさん店員の後について右左の洞窟の中を眺めたが奥深く見えるものとホンの僅かしか見えないものとが何筋にもなっていた。先方の出口の明かりがハッキリ見える所まで行くと通行止めの金網があって、左に曲がって少しばかり行くと折り返して、元の出入口まで薄暗くて足元の悪い道を慎重に歩いて出てきた。
もと来た道を川沿いに戻ってきたが撮影は終わっていた。だが、追いかけるようにまた人が来て、映画の題名と撮影日の記入された紙を見せられたが“同級生”という映画だそうで、封切り日はまだ先で何時かはわからないという返事だった。途中から川沿いを離れて一般度に入り、歩いていると右側の駐車場に映画撮影用の機材などの車が何台も駐車していた。右奥には象山神社があった。1人で境内に入って行くと早めの七五三で着飾った本人と親御さんで賑わっていた。境内には菊の花も咲き誇っていた。辺りを一周すかのように1人別行動をしたので小走りにバスへ向った。バスは直ぐ走り出し左折すると右側に象山記念館が右側にあり、さらに左折すると200mも行くと、先ほどの宮坂酒造の駐車場で降りて買い物が終わるとバスは走り出したが、行き先は如何しますと添乗員がいうので、善光寺へ行こうと決まり再び千曲川の松代大橋を渡り市内へ向ったが混む事もなくスムーズに走り僅かの時間で土産屋の駐車場に入り、本堂右の狭い木戸から入った。説明案内人の後ろについて歩き始めると、まず、御回向柱が建っている所で話を聞き、改修中の山門の所で説明を受け、尚且つ全国の善光寺の名前が掲げられている所では、何処でも同じご利益を受けることが出来るというので、東京にある善光寺と眺めると4箇所あった。本堂でお参りして山門下をくぐり出ると、左奥には鐘楼、儒佛像・六地蔵が並び右には社殿、そして横切る道路があり仲見世が仁王門まで並び、門の手前にも横切る道路があって、仁王門先には寺院が並び更に先には市内のビルが建ち並んで見えたが、時間も余りないので折り返し、休憩場所となっていたお土産屋を覗いたが何も買わずに出てくると、仲間があちらこちらから集まり始めみんな集まった所で、有名な“おかき屋”へ行く事に成り、全員でフラフラ歩き始めると左側の寺院の松の木の枝が折られていて、工事関係者が門前で住職と話し込んでいる最中の横を通ったが、何てことするんだとチョット腹立たしかった。暫し行くと突き当たり角にその店はあったが、先客の関西方面の人が28個も買ったので売り切れになってしまいトボトボと駐車場に向かい、薄暗くなり始めた善光寺を出て車両基地を右に見ながら市内中心部から国道408線を東に走り、東京の雑踏から見れば、市内の夕方のノンビリした風景を見やりながら千曲川手前の国道18号線を豊野から信州中野市を抜けてオリンピック道路をすっかり暗くなった湯田中温泉“あぶらや燈火”に到着した。
午後6時からの宴会は時間通りに変更なかったので急いで7階にある展望温泉と露天風呂へ出かけ湯船が並んだ両方に浸かり疲れを癒し、少しばかり後で行われる宴会に来るコンパニオンを楽しみし、露天風呂では湯船の淵に石の枕があって仰向きに成って寝たスタイルでジックリと温まり、夜空を見上げたが星は見えなかった。立ち上がるとホテルの下は夜間瀬川が流れていたが流れの音は聞こえてこなかった。
部屋に帰ると、そのまま宴会場へ行き席に着いて幹事・会長が挨拶するとすぐさま乾杯添乗員から明日の予定が話し終わるとコンパニオンが入ってきてお決まりの挨拶があり、それぞれが適当に膳を挟んですわり、駄弁りカラオケをはじめ、ダンスに興じ飲めや歌えのの大騒ぎ、そんな中で幹事は二次会の交渉をし、お膳立てが整う頃には何も事も起きない内にお開きになり、部屋に戻らないままに二次会場のクラブに乗り込んで時間まで遊び部屋へ、ヤット戻った。この後部屋で三次会ならずも呑み会をする事が決まっていたが、7階の露天風呂に行った。そこには誰もいなかったので演歌を歌いながら一人独占してユックリ寝そべって湯に浸かって、灯りの消された暗くなった部屋に戻り、誰か寝ていたが構わず隣の布団に横になり目が覚めると朝だった。第一日目は終わっていた。
長野市
市制施行:明治30年4月1日 |
市章:頭文字の「長」を円形に単純化し |
位置:東経:138°11'40" |
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面積:738.51ku |
人口:383,316人 |
世帯数:144,591世帯 |
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市の木:シナノキ |
市の花:りんごの花 |
海抜:362.49m(市役所) |
市街の北に広がる飯綱高原・戸隠高原には、野鳥の宝庫とされる美しい森が広がり、四季を通じて楽しめるスポーツとアウトドアの楽園と、テニスやゴルフ、乗馬、キャンプ、そして冬のスキーまで、大自然にふれながらのびのびと過ごすことができるリゾート。全国でも有数のミュージアムの多い都市。長野県立信濃美術館/東山魁夷館では、日本画の巨匠・東山魁夷画伯の貴重な作品群を鑑賞することがでる。戦国の武将・真田一族が治めた松代には、往時の情緒を伝える建築物や文化財が大切に保存。
永禄4年の川中島合戦で武田軍の本陣に攻め入った謙信の太刀を信玄が軍配で受け止めたという有名な一幕を表したブロンズ像、「信玄・謙信の一騎討ち像」、武田信玄の参謀として数々の戦法を提案した山本勘助は長嘆して、甲越合戦すること15年
その間大小の合戦10余回あったが敵の作戦を見損じたことは一度もなかった。名軍師といわれ、永禄4年の第四次川中島合戦で「きつつきの戦法」を考案、謙信に見破られ、責任を感じて敵軍中に突入し戦死したと伝えらている。
善光寺
1300年の昔、皇極天皇元年(642)勅願により創建されて以来、12回目の建築で、高さ30m、間口約24m、奥行き約53m、総面積1776u(約535坪)の大お伽藍である。
善光寺本堂の中、三卿像の右手にお戒壇の入口があります。ここから階段を下り、4,5歩進むとあたりは漆黒の闇。板壁をさわりながら瑠璃壇(るりだん)の真下を一回りし入口の北に向かい、途中に板戸があり、鍵に触れるとご本尊と結縁ができて極楽へ行けると伝えられている。
宗派 |
由緒 |
名跡 |
39の院坊はそれぞれ独立し |
縁起によると印度の月かい |
国宝「本堂」:元禄16年から |
千年の歴史を今に伝える門前町、境内の手前の大門町には北国街道の宿場町でもあった。善光寺は古くから、一宗一派にかたよることなくすべての老若男女に仏の世界約束する如来さまを御本尊とする寺院。日本で三番目に大きい木造建築。
半座位浴 |
比較的深い浴槽に半座位(中腰)または座位で入浴する方法。入浴方法の中でいちばん水圧が かかるので、心臓に疾患のある人は注意が必要。 |
寝 浴 |
比較的低温の浅い浴槽に横たわって長時間(20〜30分)入浴する方法。リラックスすることがで き、精神疲労や不眠症、高血圧症や動脈硬化症などに効果がある。 |
かぶり湯 |
入浴前にひしゃくで頭部や首筋に温泉をかける方法。入浴初期の血圧上昇防止や脳貧血予防 に効果がある。 |
打たせ湯 |
滝のように落下する温泉で、肩・首筋・腰などを打たせる方法。マッサージ作用があり、腰痛、肩 こりなどに効果がある。10分程度が目安。 |
腰湯・足浴 |
腰下または足の部分だけを温泉にひたらせる方法。入浴部分の血流を改善し、冷え性・下肢の 血圧循環不全に効果がある。 |
鯨 噴 浴 |
温泉を床面から上向きに噴出させて打たせ湯がかかりにくい部分にかける方法。痔・冷え性など に効果がある。 |
歩 行 浴 |
膝下までの深さの温泉の中で素足で歩く方法。自律神経失調症・冷え性に効果がある。 |
泥 湯 |
温泉に鉱泥、泥炭など天然の泥を加えたものに入浴する方法。浮力があ るので棒につかまりながら入浴する。普通の温泉の約5倍の熱保有力が あるので、熱さを感じないで入浴でき、体の芯まで温まる。 |
砂 湯 |
海岸や川岸の温泉熱で温まった砂を掘って体を埋める。蒸し湯の一種。 |
蒸 し 湯 |
噴気口から噴出する蒸気を利用する。発汗による疲労回復を促す。水圧 がかからないので、湯につかるより体への負担が少ない。 |
温泉熱気浴 |
温泉の熱で地面が熱くなった場所に横たわる方法。腰痛・神経痛に効く。 |
温泉運動浴 |
温泉の中で運動を行う方法。温泉全身浴と運動効果が同時に得られる。 |
飲 泉 |
昔から鉄泉や炭酸水素泉などで積極的に行われて来た。お湯の注ぎ口 にコップが置いてあったり、飲泉所を設けているところもある。近年は衛生 上の問題から、保健所の許可がおりた温泉以外では認められていない。 食後は避け空腹時にゆっくり時間をかけて呑む。1回に飲む量はコップ1 杯が目安。 |
第2日目
埼玉県内市町村
群馬県内市町村
長野県内市町村
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